FreedomBoxとは、自由ソフトウェアで動作する分散型のソーシャルネットワーク、電子メール、VoIP向け個人用サーバを開発、設計し、そして推進するコミュニティ・プロジェクトである。このプロジェクトは2010年2月2日、ニューヨークのISOCの会合にて、エベン・モグレンにより発表された。
それから一年後、2011年2月4日にモグレンは"FreedomBox Foundation"という本プロジェクトの中核となる組織を立ち上げた。2011年2月18日、当組織はクラウドファンディングサービスを手がけるKickstarterを利用し、30日間で60,000ドルを調達するキャンペーンを開始した。目標は2月22日の時点で達成し、2011年3月19日、1,007人の支援者から86,724ドルもの資金を得てキャンペーンは終了した。
FreedomBoxの定義とスコープ
当プロジェクトは現在、FreedomBoxというものを次のように定義している。
参考訳:
当プロジェクトは、個人の住居やオフィスに容易に設置できるプラグコンピュータ上で稼動するソフトウェア・スタックの開発を目標としている。ハードウェアの非中央集権的な分散配置を推し進めることにより、FreedomBoxが「圧制国家における日常生活にちゃんとしたプライバシーを与え、自由を守ることを求める人々のつながりを安全に保つ」 ということをプロジェクトは期待する。
関連するもしくは類似するプロジェクト
- The Sovereign computing groupは類似のプロジェクトである(彼らのマニフェスト)。
- Beedbox(主にフランス語。英語のコンテンツは増加中)
- Soxyd(仏英)
- Commotion - 無線メッシュネットワークを利用したプロジェクト。
- WaspMote - 開発者向けセンサー機器(ソフトウェアはオープンソース)。
脚注
注釈
出典
関連項目
- メッシュネットワーク
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- freedombox-discuss mailing list
- "Decentralizing the Internet So Big Brother Can’t Find You"(「インターネットの非中央集権化によりビッグ・ブラザーはあなたを見守れなくなる」)。ニューヨーク・タイムズによる当プロジェクトの記事。
- debian Wikiの該当ページ




