河谷川(かわたにがわ)は、京都府南丹市園部町船岡を流れる淀川二次支流の普通河川である。

地理

河谷川は、船岡北西部にある船岡山の河谷から出て南流、京都府道19号園部平屋線から諏訪山の北側に沿って東に向きに流れ、高架駅である船岡駅の盛土下の隧道を抜けて再び南流し、太鼓山と京都府道25号亀岡園部線の間を流れ、越方大橋(桂川)の下流で桂川右岸に流入する。流路のほとんどはコンクリート舗装されている。

流域は、ウルグアイ・ラウンド対策地区になっている。

流域の村

南丹市

  • 園部町
    • 川辺地域
      • 船岡
      • 高屋

流域にある水道施設

下水道施設(農業集落排水処理施設)
  • 園部船岡地区農業集落排水処理施設 – 船岡溝ノ向

流域にある施設

  • 船岡西部公民館 – 船岡石河原
  • 山陰本線 船岡駅 – 船岡諏訪
  • 船岡駅公園 – 船岡西浦
  • 南丹市園部水防倉庫 – 船岡堂板
  • 船岡文化センター – 船岡堂坂
  • 船岡簡易郵便局 – 船岡明石
  • 南丹市立川辺地域活性化センター(旧川辺小学校) – 船岡長畑
  • 南丹市子育て発達支援センター – 船岡横茶園

流域にある社寺

  • 治宮神社 – 船岡藁無
  • 林松寺 – 船岡藁無
  • 慈久神社 – 船岡松尾
  • 月読神社 – 船岡午房畦

流域にある史跡

  • 藁無城跡
  • 高山城跡
  • 諏訪山城跡
  • 太鼓山城跡

流域にまつわる水に関する伝承

  • 藁無村
    藁無村(船岡藁無)は、水の便が悪く、日照りが続くと米一粒どころか、藁一本も育たないことから、藁無村の名がついたといわれている。藁無村の中央には「じゅずくり場」というところがあって、ここでは日照りなどで困ると村人が集まってきて、百万辺のじゅずをくり、鐘をたたき、念仏をあげたともいわれている。
  • 死が原
    ある年、大干ばつがあり、大堰川も干しあがってしまった。人々は飲む水を求めて河原のくぼ地をさがして集まってきた。しかしそのくぼ地の水もなくなると、そこにばたばたと倒れ、死体がごろごろと横たわるようになった。人々はこの地を死が原と呼ぶようになったという。
  • 萬燈山
    空梅雨だと、村人は千把を一束ずつ持ち寄って山に登り、鐘をたたいて千把を燃やし、「雨を降らせたまえ」と祈る。雨乞には女はいけないといわれ、男たちが手に手にたいまつを持って一番高い山に登っていく。ふもとからこの山を見ると、山一面にたいまつの火がゆれ、萬の灯火がついたように見えることから、この山を萬燈山と呼ぶようになったという。

脚注

関連項目

  • 桂川 (淀川水系)
  • 南丹市
  • 園部町
  • 川辺村 (京都府)
  • 日本の川一覧

[ 丹波川は濁流、泉水谷は透き通っている ]

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