ローマ地下鉄A線(ローマちかてつAせん)は、ローマ地下鉄の地下鉄路線。

概要

1980年に開通した。ラインカラーはオレンジ色である。A線は毎日50万人近くを輸送していると推定されている。バッティスティーニからアナニーナまで市内を横切っており、テルミニ駅でB線と交差し、サンジョヴァンニ駅でC線と交差する。

歴史

1959年、オステリア・デル・キュラート地区からプラティまで、市内中心部を通過し、テルミニ駅で既存の路線(1955年に開通)と交差する、ローマで2番目の大都市鉄道の建設が承認された。

建設工事は1964年にトゥスコラーナ地域で始まったが、掘削のカットアンドカバー方法によってローマ南東部の交通に混乱を引き起こした。工事は中断されたが、5年後に再開された。トンネル掘削機は交通問題の改善には役立ったものの、建物に振動による損傷を引き起こした。特にレプッブリカ広場のエリアにおいて、トンネル建設中に、多くの考古学的な発見がなされた。発見された遺骨は、レプッブリカ駅のガラス張りの陳列ケースに展示された。トンネル掘削作業とそれに関連する考古学的発見は、フェデリコ・フェリーニ監督の映画「ローマ」で描かれている。

開業日

  • 1980年2月16日:オッタヴィアーノ - チネチッタ
  • 1980年6月11日:チネチッタ - アナニーナ
  • 1999年5月29日:オッタヴィアーノ - ヴァッレアウレリア
  • 2000年1月1日:ヴァッレアウレリア - バッティスティーニ

駅一覧

車両

A線で最初に使用された車両はMA100系電車で、4両編成で運行されていたが、旅客需要の増加により6両に増やされた。1990年代後半、MA200系はA線で運行を開始し、ローマメトロの列車タイプとして初めて電子駆動の三相非同期モーターを牽使用した。しかし、MA200系は技術的な問題を抱えており、当初はA線では使用されなかった。

2005年1月、MA100およびMA200シリーズは、スペインのCAFによって製造された新しいデザインのエアコン付きの、MA300シリーズへの置き換えが始まった。このため、MA100系とMA200系はローマ-リード鉄道に移管された。現在、A線の多くの車両はMA300系です。

事件・事故

詳細は「en:2006 Rome Metro crash」を参照。

2006年10月17日、事故により1人が死亡し、100人以上が負傷した。

ギャラリー

脚注

関連項目

  • イタリアの鉄道

外部リンク

  • Roma Metropolitane
  • iBinari CityRailways - Roma
  • UrbanRail.net su Roma

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