深圳宝安国際空港(しんせんほうあんこくさいくうこう、シェンチェンバオアンこくさいくうこう、中国語: 深圳宝安国际机场)は、中華人民共和国・広東省深圳市に位置する国際空港である。

概要

1991年10月12日に開港し、香港国際空港、広州白雲国際空港と並ぶ中国南部の3大空港に数えられる。深圳航空が当空港をハブ空港としている。2010年、UPS航空がアジア地域拠点をフィリピンのクラーク国際空港から移転した。

中国では6番目に利用客・発着数が多い空港であり、今後の利用増に対応するため、拡張工事が進められている。2011年7月26日、平行滑走路が完成した。新ターミナルの建設工事は2008年に着手。2013年11月28日に供用が開始され、それまで使われていた3つのターミナルは閉鎖された。

旅客ターミナル

2013年11月28日に供用が開始された新ターミナルは延床面積45万平方メートル、南北1,050メートル、東西600メートルの巨大な建築物である。地上4階、地下2階、62箇所の搭乗ゲートがある。チェックインや出入国審査機能を備えるターミナルビル本体と、上空から見ると十字の形になっている搭乗ゲートビルに分かれてる。チェックイン・エリアはA-Hのカウンターに分かれ、全部で192箇所の窓口がある。内部は六角形のモチーフを多用した設計で、イタリアの建築家マッシミリアーノ・フクサスによる斬新なデザインは完成当初、話題になった。構造設計はドイツのニッパーズ・ヘルビッグが担当した。

就航路線

国内線

国際線

貨物便

アクセス

深圳空港到着後、各方面に行く、あるいは逆に各方面から深圳空港に行くには必ず地面交通センターを利用する。地面交通センター(英語名:Ground Transportation Center)は深圳空港直結の施設で、施設内に地下鉄、バス、タクシーのほか、高速船が無料シャトルバス経由で利用できる。内部にはインフォメーションセンターや各種チケット売り場、飲食店、コンビニ、更には隣接ホテルと空港との間の接続空間にもなっている。

  • 深圳市内・近郊
深圳地下鉄11号線機場駅はGTC地下1階に接続しており、市内中心部までアクセス可能。なお、1号線の機場東駅は旧ターミナルビルに近かったが、現在は空港連絡駅ではなくなったのに駅名は改称されておらず注意が必要。隣の后瑞駅からは連絡バスがある。
バスが市内各地、および近郊の都市に運行されている。羅湖駅、深圳駅までは20元、50分である。
  • 香港
バス:香港国際空港、九龍、香港島、新界
※バスで香港に行く場合、深圳湾口岸でバスを下車し出国手続きをした後、別のバスで深圳湾大橋を渡る。
高速船:香港国際空港(珠江客運が運航)
※高速船で香港空港に行くには、同空港で出国手続きを行う関係上、当日の搭乗チケットが無いと乗船不可。
  • マカオ
高速双胴船:アウター・ハーバー・フェリーターミナル(TurboJETが運航)、タイパ・フェリーターミナル発着便もあり。

空港名について

もともとは、深圳黄田国際空港という名称であった。しかし、台湾商人が多く利用しているが、閩南語において「黄田」(白話字:hông-chhân)が「黄泉」(白話字:hông-chuân)と発音が類似しており、それらを連想されると、空港のイメージダウンになることから、所在地(深圳市宝安区)と平安を保つ意味(中国語 : 保平安)から宝安(中国語では「保」と「宝」は同じ「bǎo」という発音である)と改めた。

エアポートホテル

深圳宝安国際空港には3つの空港直結ホテルが地面交通センター(Ground Transportation Center)側に併設されている。

  • ハイアット リージェンシー 深圳 エアポート(Hyatt Regency Shenzhen Airport/深圳機場凱悦酒店)
  • ハイアット プレイス 深圳 エアポート(Hyatt Place Shenzhen Airport/深圳機場凱悦嘉軒酒店)
  • ハイアット ハウス 深圳 エアポート(Hyatt House Shenzhen Airport/深圳機場凱悦嘉寓酒店)

関連項目

  • 深圳航空 (当空港を拠点にしている航空会社)
  • 福永フェリーターミナル - 深圳空港との間に無料シャトルバスあり。
  • スカイピア - 深圳空港から香港空港経由で離陸する場合に利用する香港側の施設。

脚注

外部リンク

  • 深圳宝安国际机场(中国語)(英語)

深セン宝安国際空港の由来

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